今日は、本当に大変なことが起きてしまいました。
夕刻、アダルトオタマたちの小ボックスをのぞいてみると、浅くなっているあたりに4匹ほどオタマがじっとうずくまっています。様子がおかしいことはすぐにわかりました。そして、やはり死んでしまっていました。
わたしは急いで他の箇所を探ってみると、水底から次々と同様のオタマが出てきました。全部で15匹くらいはいたと思います。
中にはもうすぐカエルになれるオタマもいました。前足の出てくるあたりが、少しふくらんでいたからです。
あまりのショックで涙も出ませんでした。ただ、呆然としていました。
そして理由を考え、おそらく水質だろうと思いました。かなり濃い緑に濁っていたからです。今日の気温も30度を超えていたのが、さらに水質を悪化させた可能性があります。野生で生きている生きものだから、少々大丈夫だろうとたかをくくっていました。
しかし今思えば、アマガエルが一般的に生息している田んぼの水が、こんなに濁っていることはありません。
もうひとつの理由で言えば、昨夜追加した水がまだカルキが抜けていなかったかもしれないということ。2日前には溜めていた水であったものの、花を入れてたりして使っていたので、それがいけなかったのでしょうか。
振り返ると、午前の見回り時、一匹が死んでいました。無傷でした。おかしいとは思ったのです。しかし病気だったのかな、などと深く考えずじまいでした。あのときに気づくことができていれば…。
父親いわく、「子供のころ、スズメの子をつかまえてきて育てたが2〜3ヶ月で前触れもなく死んだ。何度かトライしたが、すぐになつくものの長生きしなかった。自然は難しい」とのこと。
正直、オタマジャクシは簡単だろうと思っていました。しかし、野生で命をつないでいく小さな生きものたちは、数も多く生まれる分、とてもか弱いものだということを改めて認識しました。