メロディの近況ですが、13日20時頃右前足が出ました。そして昨日のお昼には左前足も出ました。
また、口から出た泡を口の先でポンポンとはねさせたりして、遊んでいるのを見ました。順調に育ってくれたものです。
ところが今朝、起きて水槽をのぞくと、メロディの姿はありませんでした。部屋の中をできるかぎり探してみましたが、見つかりません。変態したばかりの幼体は、しばらくの期間は水辺でぼーっと過ごすものです。
そのためにわたしはアマゾンフロッグピットを浮かべ、木の枝と石を調達し、そこでノンビリする姿を楽しみにしていたのに。
昨夜1時に眠っていたのを確認しています。そして今朝最初に家人が水槽をのぞいたのが6時。その5時間のあいだに眠りから覚め、新天地に向けて旅立ったのでしょう。わたしに別れのあいさつもなく…。
結局1日経っても現れることはありませんでした。メロディがどんな素敵なカエルになるか、想像をふくらませていただけに残念です。きっとメロディの一番かわいい時期は、カエルになりかけの尻尾が似合う姿だっただろう、ということで納得することにしました。
とはいえ、ちょっと油断していたのを反省です。足が出てきた段階で、外に出られないような網などをかぶせて、脱走を防げばよかったのです。でもこんなにも早く出ていくなど、オタマジャクシを飼い始めたばかりのわたしには、予想もつきませんでした。
先日の全滅事件といい、ショックな事が立て続けに起きたので、あきらめがつきやすくなったように思います。所詮、自然のものを人間がコントロールできることはないのだ、ということなのでしょう。
ところで、アマゾンフロッグピットは、オタマが裏をかじったり、葉っぱの下に隠れて少し顔をのぞかせたり、となかなか気に入られているようです。いざとなれば、変態したオタマが溺れないように、つかまる場所になることも。
エサをあまり食べてくれない家のオタマが飢えないよう、一応マツモとアナカリスという水草も入れています。ときどき、かじっているのを見ますが、食いつきはいまいち。しかし、それは外のオタマも同じなので仕方ありません。
ただ水草があると、そこに後ろ足をひっかけてうたた寝をしたり、顔から胴体を挟んでノンビリしていることもあるので、良いかなあと思っています。また、数に対してそれほど広いスペースでもないのですが、水草を間に挟むことによって、空間に広がりを与える効果があるような気が。