先日、小さなオタマジャクシのバラバラ遺体を見つけたのですが、今日はとうとう、やられかけているオタマを2匹救出しました。
いつも大ボックスのすみっこで、壁についた藻をガリガリやっているオタマですが、今日はたくさんのオタマが団子になって何かやってる気配でした。
「共食い」が頭によぎり、ざっとすくい上げてみると、弱ったオタマジャクシが入ってきました。通常、暴れるものですが、あまり動きません。見ると、右側の頭と尻尾の境目が赤く、肉が出ているような状態になっていました。あきらかに怪我をし、表情もグッタリしています。
さらに、もう一匹同じように怪我をしたオタマを見つけました。こちらはまだそこまでひどくはありませんでした。急ぎ、わたしはそれらを家ボックスで隔離、療養させることにしました。
朝ごはんの時間、ヌマガエルがまた小ボックスに入っていました。吸盤のないカエルなので、自力では出られないと思っていたら、火事場の馬鹿力か、ジャンプして出ていきました。もちろん、そのあと捕まえるのは困難です。
どうせまた来るだろうと思っていたら、夜にまた入っていました。今度はじっとすみっこにいるのをコップに入れ、外の休耕田へ飛んでもらいました。
面白かったのは、小さなオタマジャクシたちがヌマガエルの足に行き、「食べられるかな?」とやっていたことです。ときにオタマの食欲は、無邪気で凶器です。