オタマジャクシに名前を付ける

オタマジャクシに名前を付ける

名前を付けると愛着を持ってしまうから付けない、という話を家畜を育てる人から聞いたことがあります。いずれ放すつもりで育てているオタマジャクシにも、似通った気持ちを持っており、わたしは名前を付けるつもりはありませんでした。

しかし、尻尾をフリフリしてリズムを刻むような、あのオタマジャクシには、特別に名前を付けたくなりました。

色々候補はありましたが、「Melody(メロディー)」と名付けました。

今日のメロディーは、壁際の苔を探すしぐさを結構やっていました。耳を澄ますと、カリカリカリ…と音が聞こえます。メロディーは市販のエサも食べますが、苔も食べたいようです。室内ボックスの壁には苔は付いていません。外のボックスに戻すことも考えましたが…メロディーはお気に入りなので。

昼まえ、日差しが少しかげるのを待って、外のボックスにエサをやりに行きました。すると、ボックスのすみっこに、ヌマガエルが入っていました。ヌマガエルは、アマガエルを食べることを知っているわたしは慌てて、ヌマガエルを外に出しました。

ヌマガエル自身も見つかったことに対して、困ったような顔をしており、ちょうど良かったのでしょう。ヌマガエルはアマガエルと違い、吸盤が無いため壁を登って出るということができません。おそらく日よけのために置いたフタを伝って入ったような気がします。

一息ついたところで、昨日購入した「金魚・川魚用のエサ」を入れると、あっという間にオタマたちは群がって、パクついています。室内のオタマはそこまでではなかったのに。ひとまずムダな買い物でなかったので良かったです。

環境の違いが食欲に出るのでしょうか。野生の動物を助けて家に連れ帰り、エサをやっても警戒して食べないといった話を思い出します。

そんななか、オタマの一部と尻尾が別々になって落ちているのを発見しました。共食いを防ぎたくてエサを与えているのに、なぜ…と思ったものの、もしかしたら弱っていた個体だったのかもしれません。

最初ヌマガエルの仕業かとも思ったのですが、それなら全部ひとくちで食べてしまうでしょう。部分的に噛んでいるので、おそらく共食いだろうと判断しました。それにしてもなぜ残しているのか気になりました。

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